のぼり旗を使う:基礎編

読書の秋の由来はアメリカ

暑い夏が終わって徐々に訪れ始めた秋は、お米をはじめとした農産物の収穫時期でもあり
食欲の秋とも呼ばれます。1966年の東京オリンピック開催以降はスポーツの秋とも呼ばれ、
また読書の秋というのも忘れてはなりません。

しかし、いつでもできる読書がどうして秋と結びついているかについては
少し疑問が残ります。

その始まりを紐解いていくと、それは1947年にさかのぼります。
戦後間もないこの頃、読書による平和な文化の構築を目指す運動があり、
出版社や書店といった本にまつわる諸機関やメディアの協賛により
11月17日から23日の一週間が読書週間となりました。

これはこの当時アメリカで行われていたチルドレンズ・ブック・ウィークと
ほぼ同じ時期に行われたもので、アメリカでの運動が由来になっています。

現在では11月3日が文化の日ということもあり、日本の読書週間は
第二回から11月3日を中心とした10月27日から11月9日までとなりました。

もしかしたら図書館や書店の店先などで、のぼり旗を見て思い出したという方が居るかもしれません。

本屋ののぼり

また、読書の秋にのぼり旗があることを意外に感じるかもしれませんが、
季節のイベントとのぼり旗はとても縁が深いのです。

本屋さんこそのぼり旗が似合う

最近では場所を取らずすぐに読める電子書籍の普及や、書籍のインターネット通販の台頭によって
町の書店は数を減らしていますが、今でも印刷物でしか出版されない専門書がありますし、
紙のページをめくりながら読書を楽しむことを大切にしている読書家の方は少なくありません。

こうした実際に足を運んでもらってこそのお店が存在感を示すためには、のぼり旗を活用することもひとつの手段です。

のぼり旗は小売店や飲食店のように、実際に足を運んでもらうお店でしばしば用いられるもので
新メニューの提供や売り出しといった時に使われる目立つものが印象的でしょう。

のぼりでキャンペーンのアピール

しかしながら、それゆえに派手な印象を持ち、落ち着いた本屋のイメージには似合わないと感じられるかもしれません。

ところがそのイメージを損なわない落ち着いたデザインもありますし、これは店先ではためくだけでもアピールになります。
特に興味を持ってもらいたい何かのフェアの時や、新書の入荷をお知らせする時には活用するべき道具のひとつです。

実際に足を運ぶお店は、通りがかる人に存在をアピールすることで集客を増やせる可能性があり、
そのためにはさまざま道具を活用することが大切です。